日本海洋学会2018年度秋季大会(イベント2)
海洋科学コミュニケーション実践講座(Communicating Ocean Sciences to Informal Audiences, COSIA)とは、 教育に関わる活動を開発・実践する人々が、学習者が能動的に学ぶ海洋学習の場をつくるスキルを身につけるために、米国カリフォルニア大バークレイ校の the Lawrence Hall of Science (LHS, UCB)において開発された講座(全10回)である。今回の体験ワークショップでは、 その一部として、「海の出前授業」などで、海の知識を様々な人に「伝える」際に配慮する必要のある事項を学び、考える 場を提供する。
人種・言語・文化・国籍・ジェンダーなどが異なる学習参加者のすべてが、その違いにかかわりなく質の高い学習指導を受 けられる方法を開発する取り組みを「インクルージョン(包括)」と呼ぶ。海洋科学の指導や教育に携わる人々が、多様 な人々に質の高い海洋科学教育を提供する海洋科学コミュニケーション活動の計画立案やプログラム開発をおこなう際に は、学習者の多様性や平等を配慮した学習環境をつくることが不可欠である。そこで、今回の体験ワークショップでは、 学習環境の多様性と学習者が得る満足度に及ぼす海洋科学の指導や教育に携わる人々のふるまいの影響の各々を掘り下 げ、海洋科学コミュニケーションの場で人々に疎外感を覚えさせるさまざまな要素・要因について検討し、学習者の各々 が受け入れ、一体感を感じることを可能とするための方法について考える。
事前登録は、教育問題研究会ウェブサイト(http://www.jos-edu.net/COSIA.html)を参照。
第7回「COSIA体験ワークショップ」開催報告
開催後に掲載致します