日本海洋学会教育問題研究会

初等中等教育における海洋教育は可能か?その方策を探る


日時
2014年9月13日 14:00~17:00
会場
長崎大学水産学部2 階第 3 講義室
共催
日本海洋学会教育問題研究会・東京大学海洋教育促進研究センター
コンビナー
岸道郎(北海道大学)・丹羽淑博(東京大学)

開催趣旨
今年の8月1日に日本学術会議にて「初等中等教育における海洋教育の意義と課題-海洋立国を担う若手 の育成に向けて-」と題するシンポジウムが開催される。あいにくAOGS の開催と重なって、海洋学者 (狭い意味での海洋学者)の参加は殆どないが、海洋に近い工学系や教育系の方々や学術会議の幹部の 方の出席で、海洋教育の必要性についての議論が盛り上がるものと期待されている。 一方、教育現場では、指導要領に束縛され、教育科目にない、また、教科書にもほとんど登場しない 「海」を学ぶ機会はほとんどないに等しい。 ではあるが、海に面した,特に海岸線の長さでは日本でも上位に位置する長崎県(北海道を除いてダ ントツ1位)や佐賀県(31位)では、学校の先生方の活動、ボランティア活動も、他県に比べると活発であ る。今回のシンポジウムでは、長崎県の現場で活躍されている方々をお呼びし、一方では学術会議のシ ンポジウムの結果を踏まえ、「日本海洋学会」として何ができるかを、考えたい。

【プログラム】

14:00-14:05 趣旨説明(岸道郎)
14:05-16:20 情報提供
1)長崎、佐賀の初等中等教育と海(佐賀県の高等学校教諭他)
2)真鶴小学校と連携した海洋教育の事例紹介(乙部弘隆(元東大海洋研)・菊池知彦(横浜国大))
3)長崎、佐賀における海洋ボランティア活動(NPO 法人の方、他)
4)日本の海洋教育の方向性(田口康大(東京大学))
5)日本学術会議シンポジウム開催とその後(丹羽淑博(東京大学))
16:20-17:00 3.総合討論(進行 岸道郎、丹羽淑博)